今回はOC講座【基礎編】のその3です。
先週OCのメリットについて紹介しましたが、ではデメリットは何でしょうか?
「動作保証が一切ない」
「製品の保証もなくなる」
「知識が必要」
これらのデメリットについて詳しく知っておきましょう……。
「動作保証が一切ない」
メーカーが定めている定格のクロックを超えて使うわけですから、そのクロックで正常動作する保証は一切なくなります。当たり前ですが、OCしたクロックをメーカーに対して「○○GHzで動作しません」ということは言えません。自分でどのクロックで動作するかをしっかりとチェックして使う必要があります。
「製品の保証もなくなる」
オーバークロックすることで製品に負荷がかかり、最悪の場合、それによって製品が壊れるということもあります。そのため、OCしたら製品の保証はなくなります。OCする前にこの点は必ず理解しておいてください。
電圧設定をAUTOにしてベースクロックを上げると、マザーによっては非常に高い電圧をCPUに供給していることがあります。この場合、CPUやマザーにダメージが生じることもあります。メモリについても同じでクロックを上げて設定にすると、高い電圧を供給することがありますので注意してください。
「知識が必要」
OCしてパーツが壊れてしまうと保証が利かないので問題です。ですから正しいOCの知識を得て、なるべくパーツを壊さないように楽しみたいところです。知識があればそう簡単にパーツを壊わしてしまうことはありません。「これをやってしまうと危ない」というのを分かった上でOCするのと、そうでないのとは大きな差があります。このOC講座で少しずつ知識を蓄えていただければと思います。