パーツの選び方

2019年夏のCPUクーラー市場のトレンドをチェック

 夏に向けてCPUの冷却強化をお考えの方向けに、最近のCPUクーラー市場におけるオールインワン水冷と空冷CPUクーラーのトレンドをご紹介いたします。

ラインナップの追加と更新が続く人気のオールインワン水冷

 近年、CPUクーラーを手掛けるメーカー各社が力を入れているのがオールインワン水冷クーラーで、各社から新製品が次々に登場しています。

 オールインワン水冷クーラーも世代を重ねるごとに冷却性能や利便性を改善し続けていますが、近年はRGB LEDイルミネーション機能の強化と改善を目的にラインナップを更新しているメーカーも多く、アドレッサブルRGB LEDの搭載やマザーボードメーカーのRGB LED規格との連携など、高度なイルミネーション機能を備えた製品が登場しています。

 また、近年はPCケース側がオールインワン水冷向けの設計を採用しはじめたことにより、以前は選択肢の限られていた280mmや360mmラジエーターを搭載した製品の選択肢も増えてきました。
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 LED機能の改善自体は冷却性能に影響しませんが、280mmや360mmという大型ラジエーターを搭載した製品とそれを搭載できる環境が増えたことは、冷却性能を追求するユーザーにとって歓迎できる傾向であると言えます。

 ただし、見た目を重視したガラス張りのPCケースの場合、換気能力の不足によってせっかくの大型ラジエーターも十分な冷却能力を発揮できない可能性があります。冷却性を重視される場合には、水冷クーラーと組み合わせるケースの設計にも注目しましょう。

コストパフォーマンス重視の製品が中心の空冷CPUクーラー

 オールインワン水冷クーラーがハイエンドCPUクーラーの地位を固めているため、空冷CPUクーラーの新製品はコスト重視を重視した製品が中心となっています。

 空冷CPUクーラーでもRGB LED機能を備えた製品は登場していますが、価格的に厳しいこともあってか、最新のオールインワン水冷並みの高度なRGB LED機能を備えた製品は少数にとどまっています。

 冷却性能を重視したハイエンド製品の新モデル投入は少ないものの、120mm以上の冷却ファンを搭載サイドフロー型CPUクーラーであれば、5,000円前後の製品であっても大半のCPUクーラーを冷やすのに十分な性能を備えています。また、より性能を求める方には、数年前に発売されたハイエンドCPUクーラーが現役で販売されていますので、そちらを選ぶという選択肢があります。

 冷却性能を追求するという点ではオールインワン水冷クーラーが優勢ですが、ポンプ音の存在しない空冷CPUクーラーはより高い静粛性を得られる可能性があるのも魅力です。安く静かに冷やしたい方はもちろんのこと、ハイエンド空冷CPUクーラーとこだわりの冷却ファンを組み合わせて静粛性を追求してみるのも良いでしょう。

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