今回は、NVIDIAの新たなミドルレンジGPU「GeForce RTX 5060 Ti」を紹介します。
Blackwell世代のミドルレンジGPU
GeForce RTX 5060 Tiは、NVIDIA最新のGPUアーキテクチャ「Blackwell」を採用するGeForce RTX 50 シリーズのミドルレンジGPUで、VRAM容量の違いにより16GB版と8GB版が用意されています。
主な仕様は以下の表のとおりで、16GB版と8GB版のVRAM容量以外の仕様は共通です。

Blackwell世代のGeForce RTX 50 シリーズは、DLSS 4のマルチフレーム生成機能やAI向けのFP4精度演算への対応を特徴としており、これらはGeForce RTX 5060 Tiでも利用できます。
ミドルレンジGPUとしては潤沢なVRAMを備える16版GeForce RTX 5060 Tiは、ゲームだけでなくクリエイティブや生成AIでの利用に適しており、10万円以下で購入可能な最新鋭GPUとしてユニークな魅力を備えています。
一方、8GB版のVRAM容量は生成AIやクリエイティブだけでなく、ゲームを高画質でプレイしたいユーザーにとっても心許ないのが実情です。画質よりフレームレートを優先する競技系FPSなどでは8GBでも足りなくはありませんが、せっかく新世代のミドルレンジGPUを購入するのであれば16GB版がおすすめです。間違えて購入しないよう注意しましょう。
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