今回は、AMDのAIプロフェッショナル向けGPU「Radeon AI PRO R9000 シリーズ」を紹介します。
大容量VRAMを搭載するAIプロフェッショナル向けGPU
AMDのRadeon AI PRO R9000 シリーズは、デスクトップ向けのRadeon RX 9000 シリーズと同じ「RDNA 4アーキテクチャ」を採用するAIプロフェッショナル向けのGPUです。
2026年5月現在までにラインナップされているのは、Radeon AI PRO R9700、Radeon AI PRO R9700S、Radeon AI PRO R9600、Radeon AI PRO R9600Dの4モデルで、このうち一般向けに単体販売されているのはRadeon Ai PRO R9700のみです。


Radeon AI PRO R9700は、Radeon RX 9070 XTと同じGPUコアを採用しつつ、VRAM容量を32GBに倍増し、電力指標のTBPを300Wに設定した製品です。
大容量VRAMでAI用途に最適化した製品ですが、グラフィックスドライバはRadeon RX 9070 XTなどと同じAMD Software:Adrenaline Editionで、ゲーム向けの機能であるFSR4やFreeSyncなどを一通りサポートしています。
Radeon AI PRO R9700と同等のスペックを備えるRadeon AI PRO R9700Sと、演算ユニットを削減して省電力化したRadeon AI PRO R9600Dは、いずれも冷却ファン非搭載のパッシブクーリングモデルで、強力なエアフローでGPUを冷却できるワークステーションやサーバーラック向けに設計された組み込み専用モデルとなっています。
一般のPCユーザーが普通に購入できるのはRadeon AI PRO R9700のみで、その基本的なGPU性能自体はRadeon RX 9070 XTと同じ程度であるため、32GBの大容量VRAMが必要なクリエイターや生成AIユーザーのための製品であると言えます。価格はRadeon RX 9070 XTの約2倍なので、購入の前に32GBメモリの必要性をよく検討されることをおすすめします。
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