DDR5メモリの価格が高騰しているなか、旧世代のメモリ規格であるDDR4に対応可能なCPUやマザーボードに注目が集まっています。
今回は、いまからでも導入可能なAMDのDDR4対応環境であるSocket AM4と、その対応CPUについて改めて確認してみましょう。
DDR4専用のSocket AM4環境と対応CPU
AMDのデスクトップ向け製品では、現在最新のSocket AM5環境がDDR5専用となっているため、DDR4メモリが利用できるのは旧ソケットのSocket AM4のみです。
Socket AM4は2017年の登場以来、4世代のCPUをサポートしてきた長寿プラットフォームで、現在でも新品のCPUやマザーボードを入手することが可能であり、中古や手持ちのDDR4メモリを使用して新規にWindows 11搭載PCを構築することは難しくありません。
ただし、Socket AM4向けのCPUは4世代の製品がいまだ市場に存在し、さらにCPUとGPUを統合したAPUベースの製品も混在するという混沌とした状況にあります。Socket AM4対応製品をCPUアーキテクチャとベースとなっているコア(CPU/APU)毎に分類したものが以下の表です。

Socket AM4対応製品のうち、Windows 11に正式対応しているのはZen+以降のアーキテクチャを採用した製品です。Zen世代でも適切なBIOS設定を行うことで利用出来る場合がありますが、基本的にはZen+より新しい世代を選択することが推奨されます。
2026年現在、Socket AM4対応製品を購入するのであれば、Zen 3を採用するRyzen 5000 シリーズを推奨します。Zen 3ですら最初の製品が発売されてから5年以上が経過しており、CPUコアあたりの性能は最新製品に数段劣りますが、コスト重視で構築するのであれば悪くない選択肢です。
なお、Ryzen 5000の名を冠している製品であっても、純粋なCPUベースの「開発コード名:Vermeer」と、APUベースの「開発コード名:Cezanne」が存在しており、製品名やGPUコアの有無だけでは判断することができません。
VermeerはGPUコアが無いためビデオカードが必須となりますが、L3キャッシュ容量が多くPCIe 4.0に対応しています。逆に、CezanneはiGPUを備える製品もありますが必ず搭載しているわけでもなく、L3キャッシュは同じコア数のVermeerの半分でPCIeは3.0止まりとなっています。
VermeerとCezanneを確実に判別する方法は、以下のページで対象製品のモデルナンバーを検索して製品ページに移動し、「一般的な仕様」のコードネーム欄の記述がVermeerなのかCezanneなのかを確認することです。
基本的に、ビデオカードを利用するならVermeer、ビデオカードを省略したいならiGPUを搭載したRyzen 5000Gシリーズがおすすめです。よりよい製品を選択するためにも、慎重にご検討ください。
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