Haswell-EとSkylakeは同じDDR4メモリを使います。
ですが、それぞれクワッドチャンネルとデュアルチャンネルということもあり、基本的に対応のメモリ製品は異なっています。G.Skillのシリーズでいうと、Ripjaws4はHaswell-E、RipjawsVとTridentXはSkylake用となっています。詳しくは以下をご覧ください。
→DDR4メモリはどれを買えばいいのか? G.Skill DDR4の選び方
デュアルチャンネル用メモリでも4GBの4枚セット、8GBの4枚セット、16GBの4枚セットがあり、これがHaswell-Eでも使えないかという気もしてきます。
ここで知っておかなければいけないのは、SkylakeとHaswell-Eのメモリクロック耐性の違いです。基本的にHaswell-EよりSkylakeのほうがメモリクロック耐性が高くなっています。現在はCPUにメモリコントローラーが内蔵されていますので、メモリクロック耐性はCPUに左右されます。
その耐性の違いによって、Haswell-EにSkylake用の高クロックメモリを使用すると動作しない場合があります。
またHaswell-EのほうがTDPが高いため、メモリ電圧を上げるとそれだけCPUを冷やす必要が出てきます。DDR4-3000を超えると必要電圧が1.35Vになってくるので、特にコア数の多いHaswell-Eでは動作がシビアになります。一方、Skylakeでは比較的高クロックメモリが動作しやすく、DDR4-3000、DDR4-3200辺りのクロックが人気となっています。