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【CPUクーラーの選び方】PCケースとCPUクーラーの組み合わせ

 高性能な空冷CPUクーラーは、放熱面積を確保する関係上どうしても大型の製品が多く、現在主流のサイドフロー型CPUクーラーは、放熱フィンをタワー上に積み重ねて配置するため、高性能なものほどCPUクーラーの全高も高くなります。

 CPUクーラーの全高が高いと問題になってくるのが、PCケースのサイドパネルとの接触です。金属製のサイドパネルに若干触れる程度の接触なら大きな問題はありませんが、あまりにCPUクーラーが大きいと、ケースのサイドパネルが取り付けられなくなったり、アクリル製の窓を持つサイドパネルには触れた程度でも傷がついてしまうことがあります。 

 大型サイドフロー型CPUクーラーの全高はおおよそ150~175mm程度の範囲ですが、ミドルタワーケースであっても160mm以上のCPUクーラーが収まらないPCケースは少なくありません。

 この問題を避けるため、一番信頼できるのはPCケースメーカーがスペックとして公開している、搭載可能なCPUクーラーの最大高を参照する方法です。ただ、この数値を公開していないPCケースメーカーもあり、そのようなケースでは、ケースの横幅(ミドルタワーケースの場合)から搭載可能なクーラーの全高を推測します。

 横幅を参考にする場合、幅が210mmを超えているタワーケースなら、多くの場合160mmまでのCPUクーラーなら搭載できる場合が多いです。これ以上の全高、特に170mmを超えるCPUクーラーについては、収まるPCケースが限られており、240mm以上の幅のあるPCケースを選びたいところです。
ケースとクーラー
      ▲数値は目安です。

 ケースの横幅については、最近は裏配線用のスペースを大きくとっているPCケースも存在するため、絶対の指標にはなりません。理想はCPUクーラーの最大高を参照、または検索エンジンで「PCケース名 + CPUクーラー名」で検索して搭載例を探すことをお勧めします。

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