昨日紹介しましたV-Color DDR4-2133では珍しくDRAMのICが公表されています。
そこでSK hynix H5AN4G8NAFR-TFCの情報を調べてみました。
DDR4のSK hynixチップではH5AN4G8NMFRが搭載されているメモリの情報は見つかるものの、H5AN4G8NAFRの情報は少ないです。
バートナンバーのルールによると、2つの違いはダイの世代だということがわかります。「MFR」の「M」は第1世代を表し、「AFR」の「A」は第2世代を表しています。つまり、「AFR」は「MFR」の後継ということです。情報が少ないのは新しいICだからということだと思います。
そんななか、中国語のページで「AFR」の情報を見つけました。
http://bbs.pceva.com.cn/thread-125096-1-1.html
この記事によればKingston HyperXシリーズのDDR4-2800、DDR4-3000でこのICが使われているようです。
現在DDR4-3000を超えるメモリはSamsungのK4A4G085WDが使われています。メモリメーカーはICを公表していないのですが、実際は高クロックメモリはほぼこのIC一択のようです。
http://www.samsung.com/semiconductor/products/dram/server-dram/ddr4-component/K4A4G085WD?ia=3068
今後のICの耐性にもよりますが、SK hynix H5AN4G8NAFR-TFCはDDR4-3000くらいまでの高クロックメモリで今後使われる可能性がありそうです。
V-Color TD8G16C15-TFKはDDR4-2133スペックなので、ICを選別をしているわけではありません。どこまで伸びるかは個体差もあると思いますが、ちょっと遊んでみたい方にも面白いメモリといえそうです。
●16GBセット(8GB×2)
Z170、H170、H110、B150対応
→V-Color TD8G16C15-TFK-16D
●32GBセット(8GB×4)
X99、Z170、H170、B150対応
→V-Color TD8G16C15-TFK-32Q
●64GBセット(8GB×8)
X99対応
→V-Color TD8G16C15-TFK-64Q2