2020年4月現在、自作PC市場でのCPUクーラーのトレンドをチェックしてみましょう。
ハイエンドデスクトップを冷やせるオールインワン水冷
CPUを冷却する性能に優れた選択肢として有力なのは240mm以上のラジエーターを備えたオールインワン水冷です。
240mm以上のラジエーターを備えたオールインワン水冷クーラーは、空冷CPUクーラーのハイエンド製品と同等以上の性能を備えた製品が多く、優れた冷却性能ゆえにRyzen Threadripperのような高発熱CPUやオーバークロック状態のCPUをより静かに冷却することができます。
オールインワン水冷はLEDイルミネーションに対応した製品も多く、水冷ヘッドや冷却ファンに搭載されたRGB LEDを制御して好みのイルミネーションを作りだしたり、マザーボードなどと同期発光させることもできます。
最近のタワー型PCケースは、240mmを超える大型のラジエーターを搭載できるスペースを確保しているものが多く、イルミネーションを楽しむためのガラスパネルを採用しているケースも増えています。
CPUのオーバークロックを楽しみたい方や、ハイエンドデスクトップ向けCPUを使われる方、LEDイルミネーションを楽しまれたい方は、オールインワン水冷クーラーのラインナップをチェックしてみると良いでしょう。
安価で静粛性に優れる空冷クーラーはメインストリームCPU向け
空冷CPUクーラーの主力は6,000円以下で購入できる120mmファン搭載のサイドフロー型CPUクーラーで、LGA1151やSocket AM4のCPUが定格性能を発揮するのに十分な冷却性能を備えています。
空冷クーラーの多くが静粛性を重視した冷却ファンを標準搭載しており、メインストリームクラスのCPUであれば、マザーボードの自動ファン制御でも静粛性の高い動作を実現できます。メインストリームCPUをお使いで、付属の純正クーラーからのアップグレードを検討している人におすすめです。
また、ここ最近は1万円クラスのハイエンド空冷CPUクーラーにも新製品が登場しています。