今年は梅雨明けがかなり遅いですね。梅雨が明けると本格的な猛暑がやってきます。室温が高くなりがちな夏は、熱に弱い部品の多いPCにとって厳しい季節です。PCが夏場でも安定してパフォーマンスを発揮するために重要な室温管理について紹介します。
PC稼働中の室温上昇に要注意
PCの各パーツを動作させる上で、室温管理は重要です。
一般的なPCの動作温度は10~35℃程度となっており、この程度の室温であればPCが備える冷却機構で内部パーツを適切な温度に保つことができます。自作PCがどの度の室温まで対応できるのかは、ご自身が構築した冷却機構の性能次第ですが、一般的なPCの基準から大きく逸脱しない程度に保つと良いでしょう。
また、室温管理以外にも、PCに直接日光が当たるような設置場所を避けたり、PC稼働中に部屋を離れるような場合でもエアコンを活用するなどして、PC本体や室温が上昇しすぎないように管理しましょう。
PC内部のパーツ温度をモニタリングソフトでチェック
温度計で手軽に測定できる室温と違い、稼働中のPCパーツの温度を温度計で測定するのは容易ではありません。しかし、CPUやGPUなど高温になるパーツは温度センサーを内蔵しており、PC上で動作するモニタリングソフトを使うことで各パーツの温度を知ることができます。「HWMonitor」や「HWiNFO」などは温度表示があるモニタリングソフトです。
パーツの冷却に不安がある場合や、普段よりPCの動作が重たく感じられるような場合には、モニタリングソフトを利用して、各パーツが適切な温度で動作しているのかチェックしてみましょう。
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