AMDから新世代のエントリー向けGPU「Radeon RX 6500 XT」が登場しました。今回はこのGPUについてご紹介いたします。
最低限ゲームがプレイできるスペックを備えたエントリー向けGPU
Radeon RX 6500 XTは、RDNA2アーキテクチャと6nmプロセスで製造された、AMDの新世代エントリー向けGPUです。
Radeon RX 6500 XTは、これまでに登場しているRDNA2ベースのGPUと比べてもかなり低いスペックのGPUとなっており、VRAMも4GBしか搭載していません。
最近のゲームは、フルHD解像度であっても画質を高めようとすると容易に4GBを超えるVRAM容量を要求します。したがって、Radeon RX 6500 XTはフルHDの中画質以下でゲームをプレイすることに焦点を合わせ、必要なもの以外を削ぎ落して設計されたGPUであると言えます。
ゲームをプレイできるGPUをお持ちでない方向けのGPU
割り切った仕様を採用するRadeon RX 6500 XTは、現時点でゲームをプレイするのに十分な性能のGPUをお持ちでない方向けのGPUです。
予算が許すのであれば上位GPUを購入するのがおすすめですが、GPU価格が非常に高騰している現状で上位GPUを入手するのは容易ではありませんので、いずれ価格が落ち着いたときに上位モデルを買うまでのつなぎなどとして購入するのも良いでしょう。