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NVIDIAのエントリーゲーマー向けGPU「GeForce RTX 3050」について

 本日は、NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 3050」について紹介いたします。

最新設計を採用したエントリーゲーマー向けGPU

 GeForce RTX 3050は、NVIDIAのAmpereアーキテクチャに基づいて製造されたエントリーゲーマー向けGPUです。デスクトップ向けGeForce RTX 30シリーズではもっとも安価なGPUで、国内向けには39,800円から発売されました。

 このクラスのGPUとしては初めてレイトレーシング専用コアである「RTコア」や、機械学習用の「Tensorコア」を搭載したほか、モダンなゲームに対応できる8GBのVRAMを搭載しており、フルHD解像度で最新ゲームを楽しめる実力を備えています。
RTX 3050

Tensorコアの搭載でDLSSなどが利用可能に

 GeForce RTX 3050はRTコアを搭載したことで、DXR(DirectX Raytracing)によるリアルタイムレイトレーシングを使えるようになっていますが、このクラスのGPUで高品質なレイトレーシング描画を楽しむのは難しいのが実情です。

 どちらかというと、Tensorコアを搭載したことによって「DLSS」をはじめとするポストプロセスが利用可能になったことの影響が大きく、ネイティブ解像度ではGPU性能が不足するような高負荷ゲームでも、DLSSなどを用いることで画質を維持しつつフレームレートを高めることができます。

 国内向けに39,800円という価格で発売されたモデルは限定的で、現在の価格は上昇していますが、PCでゲームをプレイするためのGPUを所有していないユーザーにとって、GeForce RTX 3050は最新のゲームを動かせる確かな実力を備えた選択肢となっています。

 金額的に上位GPUの購入が厳しい場合や、価格の変化や次世代までの繋ぎとしてゲームがプレイできるGPUを求める場合には、GeForce RTX 3050搭載ビデオカードを検討されてみると良いでしょう。

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