オーバークロックTips

今回のOCセミナーでのポイントは!?

19日はセミナーにご参加いただきありがとうございます。
今回はCore i7 920のOCについてを紹介いたしました。

みなさんに実機で検証を行っていきながらのセミナーとなりましたが、ポイントとなった検証を3つ上げてみます。

(1)P6TでVcore[Auto]でBCKLを[190]以上にするとCPU電圧は1.42Vほどに設定される。この状態ですべてのCoreに負荷をかけると80℃前後まで温度が上がる。
→電圧設定が必要

(2)P6TでMemory Clockを設定しないと、低いクロックが設定される。DDR3-1600のメモリを使っても、BCLK[133]の場合DDR3-1066、BCLK[200]の場合DDR3-1200にしかならない。
→メモリクロック設定が必要

(3)CPUのステッピングや、ロットによって耐性が異なる。今回i7 920のC0とD0のものを使ったが、D0は4GHzを超えたものの、C0では4GHzでの起動は無理だった。
→個体毎の耐性チェックが必要

さて、これらの検証から言えることは

●Auto設定は使いやすいけど、CPU電圧、メモリ設定は最低行うべきである

●自分のパーツ構成、個体での耐性チェックが必要

ということです。

クロックをどれくらいに設定するか、電圧設定をどのように決めればいいかなどはセミナーでの実践で理解いただけたのではないかと思っています。

またOCセミナーは行いたいと思いますが、ちょっとしたポイントなどは店頭でも紹介できますので、ご来店いただいた際には声をかけてください。

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