光学ドライブは、CDやDVD、ブルーレイディスクなどの光ディスクを読み取る機器です。今回は自作パソコンを作る際に利用する光学ドライブの選び方をご紹介します。
自作パソコン向けの光学ドライブとして一般的なのは、PCケースの5インチベイに取り付けるタイプの内蔵型光学ドライブです。現在の5インチベイタイプの製品はインターフェースにSATAを採用しており、多くのマザーボードやPCケースでサポートされています。
ただし、5インチベイタイプの製品は本体サイズが大きいため、小型のPCケースではスリムドライブと呼ばれるノートPC向けの薄型光学ドライブを採用しているものがあります。こちらもインターフェースはSATAですが、一般的なSATAコネクタとは異なる「スリムラインSATA」と呼ばれるコネクタを採用しており、自作PC向けマザーボードとの接続には変換ケーブルが必要となります。
近年登場している、より小型化が進んだPCケースや、デザイン性を重視したPCケースでは、光学ドライブ用のスロットを備えていない場合もあります。このようなケースには光学ドライブを組み込めないため、USB接続の外付け光学ドライブを利用することになります。
どのタイプの光学ドライブを選ぶのかはPCケースの仕様によります。製品やメーカーによって価格差はありますが、基本的には5インチベイ型、スリムドライブ、外付けドライブの順で高価になります。一方、複数のPCを使われる方で、光学ドライブの使用頻度が多くないという用途であれば、外付けドライブをひとつ購入して複数のPCで共用するとより安価で便利に使えることもあります。
光学ディスクはOSやドライバのインストールディスクとして利用されているため、現在の自作パソコンでも合ったほうが便利ですが、用途によってはPC本体には組み込まないという選択もあります。