自作PCを作るにあたって、メモリ容量はどの程度あればよいのでしょう。
メモリの容量を考えるときのポイントは、使用するであろうメモリ容量よりも多めのメモリを搭載することです。メモリ容量が余っても問題はありませんが、不足した場合はPCのパフォーマンスは大きく低下してしまいます。このパフォーマンス低下を避けるため、余裕あるメモリ容量を選択することが重要です。
とはいえ、PCがどの程度のメモリを使用するのかは、実際に使ってみなければわからないと思います。そこで、大まかな目安として以下の容量をお勧めします。
主な用途:ウェブサイトの閲覧、動画鑑賞などが中心
→おすすめメモリ容量:16GB~
主な用途:デジタルカメラで撮影した画像の編集、イラストや動画の制作など
→おすすめメモリ容量:32GB~
ウェブサイトや動画の閲覧程度に16GBのメモリが必要なのか?と思われるかもしれませんが、PCでは複数のアプリケーションを同時に実行するため、各アプリケーションが使用するメモリ容量を合計すると簡単に数GB以上に達します。
例として、PCで代表的なウェブブラウザのひとつ、Google Chromeメモリを積極的に活用していることで知られています。Chromeで複数のタブを展開したり、動画の再生を行っていると、数GB~10GB以上のメモリを利用することがあります。もちろんこれは悪いことではなく、ウェブサイトを高速なメモリ上に展開しておくことで、PCならではの軽快な閲覧と操作を実現するためです。
同時に開き、それを保持できるのがPCの魅力です。その能力を高め、快適な動作を実現するためにも、ぜひ余裕のあるメモリ容量をお選びください。