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ベンチマークテストのご紹介 ~CrystalDiskMark~

 今回ご紹介するベンチマークソフトは、ストレージの性能を測定するベンチマークテスト「CrystalDiskMark」です。
CMD
 CrystalDiskMarkは、PCに接続したHDDやSSDといったストレージの性能を測定するベンチマークソフトの中でも、特にポピュラーなソフトウェアの一つで、無料で利用できるベンチマークソフトです。HDD、SSD以外にも、SDカードやUSBフラッシュメモリ、ネットワークストレージのパフォーマンスなども測定できます。

CrystalDiskMark - ソフトウェア - Crystal Dew World

 基本機能は、テスト回数、テストサイズ、テストするドライブ(またはフォルダ)の3項目を指定して、指定されたドライブに実際にデータを読み書きして転送速度の測定を行います。

 現在の最新バージョンである5.1.2では、「シーケンシャル(連続)アクセス」と「4KB単位のランダムアクセス」のテストが実行され、測定結果はMB/sec(1秒間に転送されるデータサイズ)で表示されます。

 また、テストでは32個のキューを発行して1スレッドで処理する「QD32T1」と無印のテスト(=QD1T1)が実行されますが、SATAのAHCIでサポートされるNCQに対応するデバイスなどでは、QD32T1のほうが良好な結果が得られます。

 テストの実行時や比較時に注意したいのが、テストサイズの設定です。標準では1GiBが選択されるようになっており、これは一般的なSSDやHDDをテストするのに十分なテストサイズなのですが、このサイズを小さくするほど、HDDやSSDが備える高速なバッファ(キャッシュ)のスピードがテスト結果に影響します。

 ストレージとしてのパフォーマンスをより正確に把握するためには、バッファやキャッシュ容量よりも大きなデータサイズを指定してテストを行う必要がある点に注意しましょう。

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