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ゲーム向けパソコンの選び方【2016年後半編】

 本日は、ゲームに適したパソコンを選ぶ際、注目すべきパーツを重要度ごとにご紹介します。
●ゲーミングPCではCPUとGPUが最重要パーツ
 ゲームはPCに対してリアルタイムで処理をする能力の高さを要求します。PC向けゲームでは60fps(=1秒回に60枚画面を描画)での描画が一つの基準となっていますが、これを実現するためには、少なくともCPUやGPUが60分の1秒以内に処理をこなしていく必要があります。

 CPUやGPUにどの程度の性能が求められるのかはゲームタイトルによって異なります。PC向けのゲームの多くは「推奨スペック」を公開しているため、そこに記載されたスペック以上の製品を選ぶことが理想的です。特定のゲームタイトルだけでなく、多くのゲームを快適にプレイできるPCを目指すなら、以下のような基準で選んでみると良いでしょう。

 GPU
 ・ミドルレンジ以上のGPU(Radeon RX 470、GeForce GTX 1060以上)
 ・4GB以上のVRAM(ビデオメモリ)
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 CPU
 ・4基以上のCPUコア
 ・3.5GHz以上の動作クロック
 ・できるだけ新しいアーキテクチャを採用したCPU

 GPUには高い3D描画性能が必要なため、少なくともミドルレンジに分類されるGPUの上位モデル以上がお勧めです。また、近年の高品になグラフィックにおいて、テクスチャの格納などに用いるVRAMの容量は大変重要な要素であるため、4GB以上を選ぶと良いでしょう。

 リアルタイムでの処理能力が求められるゲームでは、動作クロックが非常に重要なことは想像に難くありません。また、近年はマルチコアCPUを活用するゲームタイトルも増えているので、4基以上のCPUコアは欲しいところです。そして、より新しいアーキテクチャを採用したCPUは、コアあたりの性能とクロックあたりの性能が向上しているので、旧世代製品CPUよりも高いパフォーマンスが期待できます。
●メモリやストレージもパフォーマンスに影響
 CPUやGPU以外のパーツではメモリやストレージもゲームのパフォーマンスに影響を与えますが、その影響度はCPUやGPUよりも遥かに小さなものとなります。

 メモリは不足さえしなければ大きくパフォーマンスに影響することはありません。16GB程度のメモリ容量があれば十分で、32GB積めばゲームでメモリが不足するという事態はまずないでしょう。

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 ストレージの性能は、ゲームのロード時間などに影響します。また、近年のゲームは数十GBクラスのタイトルも珍しくないほど大容量であるため、複数のゲームをインストールしておくなら、ある程度の容量もあったほうがいいでしょう。おすすめは480~512GB程度の容量を持つSSDです。最近はM.2接続の高速な製品もありますが、SATA 6Gbps接続のSSDでも、待ち時間の短縮には大きな効果が期待できます。

●ゲームというリアルタイム処理には十分な処理能力が不可欠
 CPUとGPUはゲーム用のPCでまず注目すべきパーツです。そして、より快適なPCを求めるなら、メモリとストレージにも一定以上の容量や性能は欲しいところです。

 その他のパーツの「質」を落としていいという話ではありませんが、リアルタイム処理能力が重要なゲーミングPCにおいて、処理能力を欠いて他のパーツを豪華にしても使い物にはなりません。まずはCPUとGPUに必要な処理能力があるのか、次いでメモリとストレージは十分かを確認し、それからその他のパーツの質をチェックするとよいでしょう。

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