Intel第7世代Coreプロセッサのディスクトップ製品が発売となりました。
新プラットフォームのメモリについての情報がまだ乏しいので、どれを選んだらいいか悩まれている方もいらっしゃるかと思います。
当店もまだ検証中ではありますが、現時点でのメモリ選びポイントを紹介したいと思います。
どのパーツを買う?
CPUをOCしたい、メモリもハイクロックを使いたい場合は、「K」付きCPU、Core i7 7700KかCore i5 7600Kを選んでください。またマザーボードはZ270チップセットでないとOCはできません。
Kaby Lakeでメモリはどう変わった?
まず標準のメモリクロックがDDR4-2400になったことです。SkylakeのDDR4-2133よりワンランククロックが上がりました。定格で安定度重視の方はDDR4-2400を選べば間違いないです。Skylakeからの買い替えですでにDDR4-2133を持っている場合はそのまま使用することができます。
そしてメモリコントローラーの性能がアップし、メモリクロック耐性がアップしました。
G.Skillは製品ページにマザーボードの動作確認済みリスト「QVL」が掲載されています。
これを見ると、Z270であれば各社ほぼどのマザーボードでもDDR4-3200を使うことができます。Z170でDDR4-3200を動作させるのには、マザーボードを選びました。ですが、Z270では1万円前半のエントリーマザーボードでもDDR4-3200を動作させることができます。より幅広いユーザーが高クロックメモリを使用することができるようになったのです。
どのクロックを選ぶ?
パフォーマンスと、安定動作との兼ね合いで、オーバークロックメモリを考えるならDDR4-3000、DDR4-3200あたりがおすすめです。DDR4-3333以上はマザーボードが限定されてきます。
またCPUのOCを行う場合は、VRM周りがしっかりしたものがおすすめです。CPUの電圧上げる場合は、電源フェーズ数が多いモデルが、安定度、耐久性、発熱などの点で有利です。
注意すべき点は?
それはすばり冷却です。
7700Kは定格4.2GHz、ターボブーストで最大4.5GHzとクロックがかなり高くなっています。ですがその分発熱も高くなります。ここにメモリ電圧が1.35Vの製品を組み合わせるとさらに温度がアップします。冷却が十分でないと、安定動作は難しいかもしれません。
ハイクロックのメモリを使いたい場合は、しっかりしたクーラーを使ってください。エアフローがよくない小さいケースでハイクロックメモリを安定動作させたい場合は、それなりに工夫が必要になるでしょう。
おすすめは?
確実に動作させたい場合は、G.SkillのQVLを確認してマザーボードを確認してください。
当店のお得な3点セットならわずらわしいCPU、マザーボード、メモリの動作チェックを無料で行っています。特にハイクロックメモリを動作させたい場合は、3点セットのお得度はアップします。