現在、GALAX DDR4メモリハイクロックコンテスト実施中です。
メモリクロックをアップする方法をまとめてみました。
やったことがない方はこれを見ながらお試しください。第一弾はもっとも初歩的な方法です。
この手順で試してメモリハイクロックコンテストにエントリーしてください。
●使用機材
CPU | INTEL Core i7 7700K |
マザーボード | ASUS STRIX Z270F GAMING |
メモリ | GALAX HOF4CXLBS3600K17LD162C (DDR4-3600 8GB×2) |
CPUクーラー | REEVEN HANS |
(1)XMP設定で起動
まずはメモリのスペックを読み込みます。ASUSのマザーボードの場合は、BIOSのAdvanced Modeに入り、「Ai Tweaker」タブの「Ai Overclock Tuner」で「XMP」を選択します。
これでDDR4-3600 CL17-18-18-38 1.35Vが設定されます。このまま起動すればスペック動作になります。
(2)XMP設定のまま、メモリクロックをアップする
XMP動作が問題なければ、メモリクロックをアップします。
「Ai Tweaker」タブの「DRAM Frequency」でクロックを選択します。現在、XMPのDDR4-3600に設定されているので、DDR4-3733とかDDR4-3866に設定します。このとき、他の設定はとりあえずXMPのままにしておいてください。スペックより高いクロックで起動すればメモリクロックOC成功です。
安全な使い方としてはこの方法です。クロックを上げる設定をしたからといって、これでメモリが壊れることはまずありません。
今回、DDR4-3733、DDR4-3833のクロック設定はOS起動しました。このようにメモリに耐性があれば簡単にメモリOCができます。
(3)タイミングを緩める
あるクロックまでいくと、BIOSが起動しなかったり、OS起動時に再起動がかかったりします。起動しないクロックになったら、次はメモリタイミングを緩めるという方法があります。メモリタイミングは数値が少ないほどメモリは速くなりますが、その分メモリクロックを上げるのは厳しくなります。タイミングの数値を大きくする(緩める)ことで、メモリクロックをアップしやすくしています。
今回、DDR4-4000にするとBIOSが起動しなくなりました。ここでタイミングを緩めます。
メモリタイミングは「Ai Tweaker」タブの「DRAM Timing Control」のサブメニュー内で設定します。今回、同じGALAXのDDR4-4000のスペックであるCL19-25-25-45に設定してみます。どのタイミングにしたらいいかわからない場合は、すでに他で製品化されているものを参考にするといいかと思います。
DRAM CAS# Latency ==> 19
DRAM RAS# to CAS# Delay ==> 25
DRAM RAS# ACT Time ==> 45
をそれぞれ手動で入力します。
タイミングを緩めたところDDR4-4000でOS起動しました。
ここまでが簡単に、そして安全にメモリOCをする方法です。
第二弾ではもう少し上のクロックを狙う方法について紹介します。