ASUS X370-PROのベータBIOS0803がリリースされています。
このバージョンはAGESA1.0.0.6のマイクロコードに対応しており、メモリの対応に変化がみられます。
以前のバージョンではメモリクロック設定はDDR4-1866、2133、2400、2666、2933、3200でしたが、このバージョンでは以下のようにDDR4-4000まで設定できるようになっています。AMD Ryzen 7 1700+Ryzen用メモリ、G.SKill F4-3200C14D-16GFXで試してみました。
DDR4-2800、3066、3200、3333、3466、3600、3733、3866、4000が追加されたクロックです。
またメモリタイミングも多くの項目が追加されています。
今までX370-PROではDDR4-3200の起動は難しかったのですが、このバージョンアップによってDDR4-3200で動作するようになりました。ですが、Cinebench R15程度の負荷は問題ないものの、長時間の高負荷での動作は不安定のようです。
さらに調べたところ、今までDDR4-2400まででないと動作しなかったIntel用高クロックメモリもメモリクロックが伸びることがわかりました(どこまで伸びるかはメモリによります)。また不安定ながらもDDR4-3200 8GB×4=32GBも起動はOKでした(上写真)。
DDR4-4000まで設定が増えたとはいえ、今のところ3200前後での動作が現実的のようですが、以前のバージョンに比べればメモリクロック耐性がかなり改善されているのを実感しました。
X370-PROをご使用でメモリクロックをもう少し伸ばしたいと思っている方は試す価値があるかもしれませんね。
現在、ASUS ROG CROSSHAIR VI HEROにはまだAGESA1.0.0.6対応のBIOSがオフィシャルWebにアップされていません。Forumにはあるのですが。。。早くアップしてもらいたいところです。
G.SkillのRyzen用DDR4-3200メモリはこちら。
→G.SKill F4-3200C14D-16GFX
※このBIOSはまだベータバージョンのため、実務利用のPCにはおすすめしません。