第8世代Coreプロセッサー「Coffee Lake-S」に対応するCPUクーラーの選び方をご紹介します。
LGA1151対応CPUクーラーを流用可能。ただし……
Coffee Lake-Sでは、従来のLGA1151とは電気的に互換性のないLGA1151ソケットを採用しましたが、物理的な変更はないため既存のLGA1151対応CPUクーラーを利用できます。
ただし、Core i7-8700KやCore i5-8600KではTDPが95Wに引き上げられており、Kaby Lake-SやSkylake-Sの頃よりピーク時の発熱量が増加しています。このため、小型のCPUクーラーを組み合わせようとする場合は、TDP 95Wに対応できるか確認する必要があります。
これまでよりパフォーマンス重視になったCoffee Lake-S
現在までに公開されているCoffee Lake-Sのテストレポートによれば、最上位のCore i7-8700Kなどでは過去のIntel製CPUより大きな電力消費を許容してでもパフォーマンスを高める傾向があるようです。
CPUが消費した電力の大部分は熱に変換されるため、このような動作を安定して維持するためには、CPUクーラーに十分な冷却能力が求められます。
Kモデルを発熱による性能の制約を一切受けずに動作させることを狙うのであれば、動作音を比較的抑えながら高い冷却性能が得られる120mmファン搭載空冷CPUクーラー、またはオールインワン水冷クーラーの導入をおすすめします。
当店では120mmファン搭載の空冷なら
Scythe 風魔 Rev.B (SCFM-1100)
オールインワン水冷なら
Corsair H100i V2 (CW-9060025-WW)
をおすすめします。今まで当店のBTO PCでも使用している実績のあるクーラーです。