今回は、無料かつ比較的手軽にPCのパフォーマンスを測定できるベンチマークソフトをご紹介します。購入したパーツの性能を測りたいときや、オーバークロックしたPCが狙い通りの性能向上を果たしているか確認する際に利用してみましょう。
CINEBENCH R15
MAXONの3DCGソフト「CINEMA 4D」をベースにした無料のベンチマークソフトで、GPUのOpenGL性能とCPU性能の測定が行えます。
ただし、2013年発売のCINEMA 4D R15をベースとしているため、このベンチマークソフトでの結果が最新のCINEMA 4Dと紐づいているわけではありません。拡張命令セットに依存しないCPUのマルチスレッド性能テストとして、あるいはオーバークロック後の性能変化の確認などに便利なテストです。
ただし、2013年発売のCINEMA 4D R15をベースとしているため、このベンチマークソフトでの結果が最新のCINEMA 4Dと紐づいているわけではありません。拡張命令セットに依存しないCPUのマルチスレッド性能テストとして、あるいはオーバークロック後の性能変化の確認などに便利なテストです。
CINEBENCH R15
HWBOT x265 Benchmark
H.265(HEVC)のソフトウェアエンコーダーである「x265」を用いた動画エンコード性能を測定する無料のベンチマークソフトです。
CPUのマルチスレッド性能を測定するという点ではCINEBENCH R15と似ていますが、x265がサポートする新しいCPU拡張命令を活用するため、ベンチマーク結果は実際の動画エンコード処理と近い結果が得られます。実行に当たってコマンドプロントなどでHPET(高精度イベントタイマー)を有効化する必要があります。
HWBOT x265 Benchmark
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のゲームエンジンを用いた無料のベンチマークテストです。
DirectX 11ベンチマークであり、フルHD以上の高解像度ディスプレイにも対応しています。実際のゲームでどの程度の動作が見込めるかの指標としての役割はもちろん、高負荷での長時間ループ実行も可能ですので、ビデオカードの動作試験にも利用できます。
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
CrystalDiskMark
ストレージ性能を測定する無料のベンチマークソフトです。テストデータやキュー/スレッド数、データサイズなどテスト内容のカスタマイズも可能で、HDDやSSDのピーク性能の測定が可能です。
最新版の6.0.xより標準のテスト項目がSSD向けの内容に変更されています。もちろん最新版でもHDDなどSSD以外のストレージをテスト可能ですが、従来のテスト項目でテストしたい場合は5.5.x系を利用しても良いでしょう。
CrystalDiskMark