●SATA (Serial ATA)
SATAは様々なコネクタで利用できるインターフェイスで、SATA標準コネクタの他、mSATA、eSATA、M.2など複数のコネクタが用意されています。単にSATAと表記されている場合はSATA標準コネクタのことを指している場合が多いですが、ノートPCや一部のメーカー製PCなどでは標準以外のコネクタを利用している場合もあるので注意が必要です。
●M.2
M.2はバスインターフェイスではなくスロットの規格であり、SATAやUSB、PCIeなど複数のインターフェイスを利用できるスロットです。スロットにはサポートするインターフェイスの違いにより複数の形状(Key)が用意されています。
M.2デバイスは細長いカード型で提供され、カード長に応じて2280(80mm)、2260(60mm)などの規格があります。M.2スロットにカードを搭載するには、前述のスロット形状とカード長の規格をPCが備えるM.2スロットとそろえる必要があります。
なお、M.2スロットは複数のインターフェイスをサポートするスロットですが、必ずしもすべてのインターフェイスが実装されているとは限らない点に注意が必要です。
SATAとPCIeをサポートするスロット形状であっても、ノートPCなどでは配線を省略するため片方しか配線されていないという可能性があります。また、PCIe接続をサポートしていても、レーン数の違いやPCIeの世代の違いによって帯域幅が異なる場合もあります。
●IDE
SATA普及前に主流だった規格です。現在はほぼSATAに置き換えられていますが、2000年代に発売された製品はIDEを採用している場合があります。SATAとIDE両対応の製品なら、SATAを利用すると良いでしょう。
接続コネクタは、デスクトップPC向けの40pinとノートPC向けの44pinがあり、現在販売されているIDE接続の2.5インチSSDは44pinを採用しています。このため、デスクトップPCのIDEに接続するのは変換アダプタが必要となります。