高性能なM.2 SSDの普及に伴って、SSDの放熱を強化して性能を維持するための冷却ヒートシンクにもさまざまな製品が登場しています。
今回はこのようなM.2 SSD冷却ヒートシンクを選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介します。
ヒートシンクの固定方法
M.2 SSD用のヒートシンクは、なんらかの方法で金属製のヒートシンクをM.2 SSDに固定する必要があります。その固定方法は製品によって多様で、「ねじ止め」「ゴムバンド」「粘着テープ」「挟み込み」などがあります。
どの固定方法でもそれなりの冷却性能を得ることはできますが、両面テープでSSDにヒートシンクを直接貼り付けるようなタイプの場合、一度貼り付けると取り外しが困難になり、保証シールの損耗などによってSSDメーカーの保証を受けられなくなるリスクがあります。
PCの構成を変える際などにも、ヒートシンクの着脱は容易であるにこしたことはありませんので、固定方法がゴムバンドやねじ止めタイプのヒートシンクをおすすめします。
ヒートシンクのサイズ
M.2 SSD用のヒートシンクも大型になるほど冷却性能が高くなっていきます。ただし、マザーボードのM.2スロットが配置されている場所によっては、厚みのある大型ヒートシンクを利用すると、ビデオカードなどと物理的な干渉が発生して搭載できない場合があります。
お使いのマザーボードのレイアウトやビデオカードの寸法などをチェックして、M.2 SSD用ヒートシンクを搭載できるスペースが存在しているのか事前に確認しておきましょう。