本日は、間もなくの発売が予定されているAMDの新世代GPU「Radeon RX 6000シリーズ」について紹介いたします。
レイトレーシングにも対応する「RDNA2アーキテクチャ」採用GPU
AMDのRadeon RX 6000シリーズは、RDNA2アーキテクチャを採用する新世代のGPU製品群です。現在までに発表されているのは3モデルで、主な仕様は以下の通りです。
Radeon RX 6000シリーズが採用するRDNA2アーキテクチャでは、GPUにレイトレーシング用の演算コア「Ray Accelerator」が導入されており、DirectX Raytracing(DXR)によるリアルタイムレイトレーシングを本格的に利用できるようになりました。
また、GPUコア自体の性能も高いものとなっており、最上位のRadeon RX 6900 XTはGeForce RTX 3090、Radeon RX 6800 XTはGeForce RTX 3080に匹敵するパフォーマンスを備えているとされています。
VRAMについては、全モデル16Gbps動作のGDDR6メモリを16GB搭載しています。近年は高解像度テクスチャを用いるゲームでVRAM使用量が増加していますし、クリエイティブアプリケーションでGPUの性能を十全に発揮するには大容量のVRAMが求められます。16GBというVRAM容量は現在のVRAM需要に応えるスペックであると言えるでしょう。
Radeon RX 6000シリーズ製品の発売予定日は、11月18日にRadeon RX 6800 XT(649ドル)とRadeon RX 6800(579ドル)、12月8日にRadeon RX 6900 XT(999ドル)と予定されています。