NVIDIAのプロフェッショナルユーザー向けGPU「NVIDIA RTX Aシリーズ」について紹介いたします。
Ampereアーキテクチャを採用するプロ向けGPU「NVIDIA RTX Aシリーズ」
NVIDIA RTX Aシリーズは、GeForce RTX 30シリーズと同じく「Ampereアーキテクチャ」を採用するプロフェッショナル向けのGPUです。名称は異なりますが、これまで「Quadro」のブランド名で展開されていたプロフェッショナル向けGPUの後継製品となります。
現在までに発表されているのは、最上位の「NVIDIA RTX A6000」以下、「NVIDIA RTX A5000」、「NVIDIA RTX A4000」、「NVIDIA RTX A2000」の4モデルで、最下位のA2000以外は発売済みです。
同じAmpereアーキテクチャを採用するGeForce RTX 30シリーズと比べると、VRAMの容量が大きく、ECCにも対応しておりますので、3D CADや計算用途でGPUを活用する方に適しています。
また、グラフィックスドライバについても、CADやクリエイター向けアプリとの高い互換性を実現する専用ドライバが用意されておりますので、安定性した動作を重視されるプロフェッショナルの要求に応えるものとなっています。
かつてのQuadro同様、GeForceシリーズと比べると高価でコストパフォーマンスに劣るのですが、GeForceシリーズの価格が高騰していることもあり、一部のNVIDIA RTX AシリーズはハイエンドGPUを検討されている方にとっては買えなくもない価格帯の製品となっています。
クリエイティブ用途などでGeForce RTX 30シリーズを検討されている方で、VRAM容量に不安を感じられているようであれば、NVIDIA RTX Aシリーズも検討されてみてはいかがでしょうか。