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Ryzen Threadripper PRO 5000 WXシリーズについて

 AMDから、ワークステーションやHEDT向けの新CPU「Ryzen Threadripper PRO 5000 WXシリーズ」が発売されました。

 Ryzen Threadripper PRO 5000 WXシリーズは、AMDがワークステーションやHEDT向けに展開しているSocket sWRX8プラットフォーム向けの新CPUです。CPUコアのアーキテクチャが、デスクトップ向けのRyzen 5000シリーズと同じ「Zen 3」 に刷新されたことで、従来モデルより1コア当たりの性能も向上しています。

 12コア24スレッドCPUの5945WXから、64コア128スレッドCPUの5995WXまで5つの製品がラインナップされており、いずれのCPUも8チャンネルのメモリコントローラや128レーンのPCIe 4.0を内蔵しています。
TR-5000WX
 マルチスレッド性能に優れたメニーコア構成と、1コア当たりの処理能力に優れるZen 3アーキテクチャの組み合わせにより、本格的な映像制作作業やシミュレーション計算などで高いパフォーマンスを発揮するCPUとなっており、それを支えるためのメモリや拡張カードを多数搭載できます。

 最上位の5995WXは販売価格が100万円を超え、それ以下のCPUについても数十万円という価格が設定されています。対応マザーボードも軒並み10万円を超えており、Socket sWRX8プラットフォーム自体が一般ユーザー向けという枠を超えたものではありますが、個人向けワークステーションを必要とする方の需要に応える強力なCPUであることは間違いないでしょう。

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