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OCZ EL DDR PC4000 Dual Channel Gold VX入荷

oczpc4000vxOCZ EL DDR PC4000 Dual Channel Gold VXが入荷しました。気になるチップはWinbond型ではなく、OCZ EL DDR PC3200 Gold VXの新チップと同じものでした。

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OCZ PC3200 VXのチップ変更はコアオーバークロッカーの方の間ではもう周知のことかと思います。うちでは真相がはっきりしなかったため公式なコメントを出していませんでしたが、ようやく全貌がわかってきました。


初期VXメモリに搭載されていたWinbond型のチップはもうないのかもしれません。PC4000 VXにこの新チップ(NANYA型?)を積んできたということは、これでもFSB250以上の性能を出せるということのようです。ちなみにfredyamaさんから、PC3200 VXの新チップでも2-2-2-5 FSB258でMemtest#5がノーエラーだったという報告をいただきました。PC4000 VXはさらに選別されているのかもしれません。

当店では新チップのPC3200 VXは限界OC性能が落ちているということをOCZに伝え、製品の見直しを要求していました。その直後PC4000 VXがリリースされたので、旧チップはこちらにシフトしたのかと思ったのですが、違ったようです。

当初OCZからは「メーカースペック(DDR400 3.2V 2-2-2-5)でのテストで、限界オーバークロック性能はチェックしていない」という回答がきました。ですが「日本のオーバークロッカーはそれでは満足しない」と続けて交渉したところ、PC4000 VXの初回分をPC3200 VXとほぼ同じ価格帯で販売できることとなりました。これで解決とはいかないのですが、初期PC3200 VXに近い性能が見込めそうなもの(?)を同価格帯で提供できるようになったので、意義のある交渉であったと思っています。

今回チップの変更があったとはいえ、メーカースペックを満たしているものに対して、OCZ側が特別なオファーを出してきたというのは異例だと思います。OCZのメモリは決して安くありません。それなりの性能を発揮してくれないと、買っていただいた方も満足できないかと思っています。もちろんメーカースペックという枠はありますが、一度高耐性を期待できるというレビューがあがった製品に対して安易にチップ変更されてしまうと、オーバークロッカーにとってメモリ選択がより難しくなってしまいます。

メモリメーカーはチップについては公表しないというのが通常です。ついこの間もADATA DDR500 512MBにてHynix→Samsung TCCD→Hynixと、一時Samsungチップ搭載というイレギュラーな製品も存在しました。これもメーカースペック内ということで、メーカーや代理店では一切関知しないという姿勢でした。CORSAIRでもかなりチップ変更は頻繁にあるようですし……。オーバークロックメモリに関してはチップ変更に慎重になってほしいものです。

当店では可能な限りチップは公表して販売したいと思っています。メーカーからは公表されないもののため、入荷してはじめてわかるという状況なので、いろいろとご不便をおかけすることもあると思いますが、多めにみてやってください。

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