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Broadwell-Eの製品ラインナップと選び方

 先日発売されたBroadwell-Eの製品ラインナップについてご紹介します。

 LGA2011-v3プラットフォーム向けの新CPUとして登場したBroadwell-Eは、ハイエンド向け第5世代Intel Coreプロセッサーの開発コードネームで、Intel Core i7-6900/6800番台の型番が与えられています。

 Broadwell-EをベースにしたIntel Core i7には4つのモデルが用意されています。Haswell-E世代にはなかった10コア20スレッドCPUが新たに追加され、メモリコントローラが標準でサポートするクロックがDDR4-2133からDDR4-2400へと引き上げられました。CPUソケットは引き続きLGA2011-v3を採用しており、Intel X99 チップセット搭載マザーボードにBroadwell-E対応UEFIを適用すれば、既存の製品でも利用可能です。
Broadwell-Eラインナップ
 Broadwell-Eベースの製品を選ぶ際のポイントは、CPUのコア数とPCI Expressレーン数です。

 メインストリーム向けのLGA1151プラットフォームよりCPUコア数の多い製品が選べるLGA2011-v3プラットフォームは、CPUのマルチスレッド性能が要求されるCG制作や動画編集などの処理で高いパフォーマンスが期待できるCPUが用意されており、上位モデルになるほどコア数が多くなります。10コア20スレッドのCore i7-6950Xをはじめ、8コア以上の製品である6900番台の2製品は、特に高いマルチスレッド性能が期待できます。

 PCI Expressレーン数とは、CPUに内蔵されたPCI Express 3.0 コントローラがサポートするレーン数です。Broadwell-E製品には40レーンと28レーンの2種類がラインナップされています。PCI ExpressスロットやM.2スロットとCPUをつなぐPCI Express レーン数が少ないと、マザーボード上の拡張スロットの一部が使えなかったり、より低速で利用しなければならない場合があります。

 複数のビデオカードを搭載する場合や、PCI Express接続またはM.2スロットタイプの高速SSDを利用する場合、40レーンタイプのCPUを選んで置くことをお勧めします。28レーンのCore i7-6800Kを選ぶ場合は、事前にマザーボード側の使用を確認し、必要な拡張スロットが利用できるか確認しましょう。

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