8月22日、NVIDIAから次世代GPUのGeForce RTX 20 シリーズが発表されました。9月以降の発売が予定されている新GPUについて、現時点で明らかにされているスペックを確認してみましょう。
現在明らかになっているGeForce RTX 20 シリーズのGPUは、RTX 2080 Ti、RTX 2080、RTX 2070の3モデル。GPUアーキテクチャは「Turing」に刷新され、レイトレーシング処理を高速化する「RTコア」などが追加された他、VRAMに「GDDR6」を採用したことで、VRAM帯域が大幅に向上しています。
GeForce RTX 20 シリーズの目玉機能は、リアルタイムレイトレーシング処理を可能にするRTコアの存在です。GeForce RTX 20 シリーズでは、レイトレーシング性能を「RTX-OPS」として公開しています。
光をトレースするレイトレーシング処理によって、映り込みや影の表現のクオリティが大きく向上することが期待されており、GeForce RTX 20 シリーズの発表に合わせて、その効果を強調したデモンストレーション映像が公開されています。
一方、GeForce GTX 20 シリーズでは、GPUが備えるCUDAコアの数が増加しており、GDDR6メモリの採用によりVRAM帯域も拡大しています。これらは、レイトレーシングを利用しないゲームであっても、特に高解像度でのパフォーマンス向上が期待できる仕様です。