先日AMDから発売されたエントリー向けAPU、Athlon 240GEとAthlon 220GEについて紹介します。
●CPU強化版Athlon 200GEとも言える「Athlon 240GE/220GE」
Athlon 240GE/220GEは、Zenアーキテクチャの2コアCPUと、VegaアーキテクチャのRadeon Vega 3を統合したエントリー向けAPUで、既に発売済みのAthlon 200GEの上位モデルという位置づけの製品です。
Athlon 200GEからの変更点はCPUの動作クロックのみで、Athlon 200GEの3.2GHzに対し、Athlon 240GEは3.5GHz、Athlon 220GEは3.4GHzとなっています。その他のスペックは以下の通りです。
CPUクロックの向上はPC上の様々なアプリケーションの動作速度を改善することになりますので、単純にCPUクロックの高いモデルになるほど高性能です。ただ、このクラスのAPUで特に重視される「価格」要素については、CPUクロック以外同一のスペックでありながら、より安価なAthlon 200GEが最も優れていると言えるのも確かです。
性能とコストのどちらを優先するのかは人それぞれではありますが、性能面を意識するのであれば、1.2万円程度の価格で遥かに高性能な「Ryzen 3 2200G (4コアCPU + Radeon RX Vega 8)」も選択肢に加えて検討することをおすすめします。