本日は、AMDがCES 2019で発表した次世代GPU「Radeon VII」について紹介します。
●最新鋭の7nmプロセスで製造されるAMDの次世代GPU
AMDのRadeon VIIは、現行のハイエンドGPUであるRadeon RX Vegaの後継GPUとなる次世代GPUで、699ドル(AMDリリース価格)で2月8日より発売される予定です。
Radeon VIIのGPUアーキテクチャは、現行のVegaを改良した第2世代Vegaアーキテクチャを採用し、最新鋭の7nmプロセスで製造されます。
Radeon VIIのGPUコアは60基のコンピュートユニットを備えており、ストリーミングプロセッサの数は3,840基となります。VRAMにはGPUと4,096bitのバス幅で接続されたHBM2メモリを16GB搭載し、メモリ帯域幅は1TB/secに達するとされています。
GPUコアの規模自体は、64基のコンピュートユニットを備えるRadeon RX Vega 64よりやや小規模ですが、GPUアーキテクチャの改良と2倍以上に拡大したメモリ帯域幅などにより、Radeon RX Vega 64を上回る性能を実現しているとのことで、AMDはNVIDIAのGeForce RTX 2080と性能面で競合できるとアピールしています。