自作PCを組み立てた後、最初に実行したいテスト。それは組み立てたPCが安定して動作可能な状態にあるのかをチェックする「ストレステスト」です。
ストレステストは、PCの各パーツに対して高い負荷を掛けることにより、CPUやメモリ、ビデオカードといったパーツに初期不良が無いことや、冷却装置が十分に機能しているのかを確認するのが目的です。
多くのストレステストは高負荷な処理をループ実行するものとなっており、長時間実行するほどPCの安定性と信頼性の証明となる一方、冷却機構に問題を抱えたままの高負荷運用は故障に直結します。
長時間のストレステストを実行する場合、テスト開始から数分間程度は、モニタリングソフトを用いてCPUやGPUの温度を監視し、冷却機構が正常に機能していることを確認してください。
●ストレステストとモニタリングソフトをご紹介
よく利用されるストレステストとしては、CPUとメモリに負荷を掛ける用途では「Prime95」や「OCCT」が一般的です。
OCCTにはGPU向けのストレステストも用意されていますがGPUメーカー非推奨であるため、ビデオカードでは実ゲームをベースにしたベンチマークテストである「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」をループ実行するのがおすすめです。
定番ストレステスト「Prime95」とは?
https://blog.ocworks.com/archives/52076153/
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」のご紹介
https://blog.ocworks.com/archives/52063189/
無料で使えるメモリテスト「MemTest86」の使い方
https://blog.ocworks.com/archives/52077309/
また、CPUやGPUなどの温度を監視できるモニタリングソフトには、複数のパーツを同時に監視できる「HWMonitor」や「HWiNFO」がおすすめです。
利用の際は、パーツの温度がストレステストの負荷に連動して変化していることと、温度が過剰に上昇していないことを確認しましょう。異常がある場合、前者の場合は正常にモニタリングできていない可能性、後者の場合は冷却装置の不具合や能力不足の可能性があります。
モニタリングソフト「HWMonitor」をご紹介
https://blog.ocworks.com/archives/52016710/
高機能ハードウェアモニター「HWiNFO」をご紹介
https://blog.ocworks.com/archives/52056495/