DDR4メモリがお求めやすい価格になっている現在、せっかくなら大容量のメモリを搭載したいと考えておられる方もおられるかと思います。本日は、大容量のメモリを搭載するためのマザーボードの選び方をご紹介します。
一般的な自作PC向けマザーボードの最大メモリ容量は16GB×メモリスロット数
▼メモリスロット数と最大メモリ容量
・メモリスロット×2本 = 32GB(16GB×2枚)
・メモリスロット×4本 = 64GB(16GB×4枚)
・メモリスロット×8本 = 128GB(16GB×8枚)
IntelのLGA1151やAMDのSocket AM4対応マザーボードの多くは、4本のメモリスロットを備えておりますので、16GBモジュールを4枚搭載することで64GBのメモリ容量を実現できます。ただし、Mini-ITX規格やローエンドマザーボードでは、スペースやコストの関係でメモリスロットが2本しか無い場合もありますので、64GBメモリを搭載されたい方は注意しましょう。
2本のメモリスロットで64GBを実現する「ダブルキャパシティメモリ」
先述の通り、基本的には「16GB×メモリスロット数」が現在の最大メモリ容量なのですが、ASUS ROGチームとG.Skillのコラボレーションにより特別に設計された「ダブルキャパシティメモリ」は、1枚で32GBの容量を実現しており、2本のメモリスロットで64GBのメモリ容量を実現可能にしています。
特殊な設計を採用したダブルキャパシティメモリを利用できるのは、Intel Z390 チップセットを搭載したASUS ROGブランドのマザーボードの一部のみとなっていますが、Mini-ITXマザーボードの「ROG STRIX Z390-I GAMING」に64GBメモリを搭載できるのは、他の組み合わせには無いユニークな特徴であると言えるでしょう(現状ではこの32GBを4枚使い128GBでの使用はできません)。
▼Trident Z RGB DCシリーズ対応マザーボード
・ROG Z390 MAXIMUS XI APEX
・ROG MAXIMUS XI GENE
・ROG STRIX Z390-I GAMING