AMDの新世代APU「Ryzen 5000Gシリーズ」向けマザーボードの選び方を紹介します。
Socket AM4対応マザーボードで利用可能
最新APUのRyzen 5000Gシリーズは、AMDのデスクトップ向けCPUソケット「Socket AM4」に対応しており、対応BIOSを導入することで既存のマザーボードで利用できます。
より具体的には、AMD 500シリーズ、またはAMD 400シリーズチップセットを搭載したSocket AM4対応マザーボードで、BIOSにはCPUファームウェアの「AGESA 1.2.0.3b」が導入されている必要があります。
Ryzen 5000Gシリーズに対応したマザーボードは、メーカー製品ページのCPUサポートリストにRyzen 5000Gが記載されています。マザーボードを購入する前に、Ryzen 5000Gシリーズに対応していることと、対応BIOSが導入されているのかを確認するようにしましょう。
画面出力機能にも要注目
CPUとGPUを統合したAPUにとって「ビデオカードなしで画面出力が可能」という要素はとても重要です。ただし、これを実現するためにはマザーボード側に画面出力機能が必要になります。
多くのSocket AM4対応マザーボードは、APUの利用を想定して画面出力用のHDMIやDisplayPortを備えていますが、それらのインターフェイスの数や規格、出力解像度などはマザーボードによって異なります。また、少数ですが一部のマザーボードは画面出力機能を省略しているため、APUの内蔵GPUによる画面出力が行えない場合もあります。
マザーボードを選択する際は、使用予定のディスプレイに対して適切に画面出力が可能なインターフェイスを備えているのかという点にも注目しましょう。