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Intel Z690チップセットについて

 本日は、第12世代Intel Coreプロセッサー(Alder Lake)に対応する、LGA1700向けチップセット「Intel Z690」について紹介いたします。

 Intel Z690チップセットは、LGA1700に対応するIntel 600シリーズチップセットのひとつにして、11月4日にAlder Lakeと同時に発売された唯一のチップセットです。従来のZ系チップセットと同様、CPUのオーバークロックに対応した最上位チップセットになるものとみられます。
Z690
 Intel Z690チップセットでは、CPUとチップセットを接続するDMIが「DMI 4.0」に強化されています。これまでのDMIはPCIeをベースにしているため、PCIe 4.0ベースの8レーンで接続されるCPUチップセット間の帯域幅は16GB/sになるものと思われます。

 Intel Z690チップセットではこの広大な帯域幅を生かして、12レーンのPCIe 4.0、16レーンのPCIe 3.0、最大4ポートのUSB 3.2 Gen 2x2(20Gbps)といった、高速インターフェイスを多数提供しています。

 実際のマザーボード製品でも、チップセット機能によって複数のPCIe 4.0 x4対応M.2スロットを提供しているものや、USB 3.2 Gen 2x2を備えた製品が発表されています。豊富なPCIeレーンに外部チップを接続することで、Thunderbolt 4や10GbE LANを搭載したマザーボードも用意されておりますので、今後主流となっていく高速インターフェイスを利用されたい方は、Alder LakeとIntel Z690チップセットの組み合わせをご検討ください。

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