2022年1月、Intelの最新CPUであるAlder Lake-Sこと第12世代Intel Coreプロセッサに新製品が追加されました。今回はLGA1700プラットフォームに新たに加わった新CPUについてご紹介します。
Kモデル以外の第12世代Intel Coreと、Pentium/Celeronが登場
新たにAlder Lake-SベースのCPUに加わったのは、Kモデル以外の第12世代Coreプロセッサと、ローエンド向けのPentium GoldおよびCeleronで、現在までに計10種の新CPUが発売されています。
いずれも新CPUソケットであるLGA1700に対応しており、Intel 600シリーズ・チップセット搭載マザーボードで利用できます。CPU内蔵のPCI Expressやメモリコントローラ、チップセットとの接続するDMI 4.0などは最上位からローエンドまでスペックは同等ですので、オーバークロック関連を除いて、マザーボードに搭載された機能を制限なく利用できます。
似た型番のCPUでも「Eコア」の有無に注意
新たに追加された新CPUには、初期に発売されたKモデルに近い型番の製品も登場していますが、Core i5以下のCPUについては高効率コアである「Eコア」を搭載していません。
たとえば、「Core i5-12600K」は6基のPコアと4基のEコアを備えた10コア16スレッドCPUですが、新CPUである「Core i5-12600」は6基のPコアのみでEコアの無い6コア12スレッドCPUとなっています。
Eコアの有無はマルチスレッド性能に少なからず影響しますので、製品を選ばれる際はご注意ください。