それではメモリ関係以外で気になった製品を紹介しましょう。
Computexは女性グループの来場者も多く見られます。またショップの店員さんも、日本に比べ女性が多いですね。こういったシーンは台湾が世界のPC生産の拠点であるということを感じさせます。日本のイベントではAMDとかATIのバッグを下げた一般の女性というのは、まずお目にかかれませんからね（笑）。
やはり今回はCore 2 Duo対応マザーが気になるところです。当店的に一番期待しているのはASUS P5W DH Deluxeです。このマザーは今週初回分が市場に登場します。販売価格は3万5千円前後になりそうです。ちょっと高いのが難点ですね。
DFIのCore 2 Duo対応マザーは第一弾はINFINITY 975X/G。LANPARTYシリーズではないので、OC向けにすごくチューンされているわけではないようですが、Core 2 Duoへのエントリーマザーとしてよさそうです。価格は2万3千円くらいで、発売は6月下旬～7月です。
LANPARTYシリーズとしてはAM2対応のLANPARTY UT NF590 SLI-M2R/Gがあります。このマザーの注目は電源部です。CPUソケット右下を見ると、今までのLANPARTYシリーズよりすっきりしていることがわかります。より安定性を追求し、サーバーソリューションに使われるデジタルPWM(Pulse Width Moduration：パルス幅変調)が採用されています。6月下旬くらいに発売予定で、販売価格は3万2千円前後です。
もうひとつ気になっているマザーを紹介します。Albatronのi975Xマザーで、100%アルミコンデンサーを搭載したモデルです。プロダクト部ディレクターのDarryl氏にうかがったところ、このマザーは少し開発が遅れているとのこと。市場へは8月に投入予定ということです。早めに手にしてみたいものです。
Core 2 Duo用ではまずIntel975X、965チップセットが投入されますが、ATI RD600チップセット、nForce590 SLI Intel Editionも控えています。「ATI RD600ではPCI-Express周りもOC出来る？」という話も聞いたのですが、詳しいことはやはりやってみないとわかりませんね。この辺はDFIマザーのチューンに期待したいところです。
クーラー関係としてはThermalright。SI-120がフェーズアウトしてしばらくたちますが、後継機はSI-128として登場します。ヒートパイプがSI-120より太くなり、フィンの密度が増しています。また縦型のUltra-120、Ultra-90も発売予定。前後にファンが付けられるようになっています。ちなみにUltra-90の銅バージョン、Ultra-90Cも参考展示されていました。
水冷関係ではZALMANでReserator2のデモがありました。Reserator1は円筒型のボディーが話題を呼びましたが、今回は縦型のボディーとなっています。同じ外部ユニットの水冷キットとしてはCORSAIRのNautilusも展示されていました。これはケースの上に載せられるので、省スペースにもなりますね。
最後に電源です。ZIPPYではゲーマー用の電源を用意していました。今までもゲーミングエディションがありましたが、黒いボディーとなりなかなかかっこよく仕上がっています。サーバー用電源をメインに作っているメーカーなので元々安定性には定評があり、オーバークロッカーの方も多く使用されていますので、期待したい製品です。
