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Intelの最新CPU「Intel Coreプロセッサ(14世代)」のご紹介

 Intel最新のデスクトップ向けCPUである「Intel Coreプロセッサ(14世代)」が10月17日に発売されました。

 今回は14世代となったデスクトップ向けIntel Coreのラインナップと、各CPUのスペックについて紹介いたします。

KとKFから登場した14世代Core「Raptor Lake-S Refresh」

 Intel Coreプロセッサ14世代は、Core i9-14900K、Core i7-14700K、Core i5-14600KのKモデル3製品と、これらをベースにiGPUを無効化したKFモデル3製品の合計6製品がまず発売されました。

 14世代のIntel Coreプロセッサは、前世代と同じRaptor LakeアーキテクチャとIntel 7プロセスで製造されており、ソケットについても引き続きLGA1700を採用しています。このため、対応BIOSを導入することで既存のLGA1700対応マザーボードで動作します。
14世代Core
 サーマルスロットリング制御の改善や、ゲームでのパフォーマンスを最適化する「Intel Application Optimization」、XTUでAIを用いたオーバークロック機能を提供予定など、前世代から一部の機能がアップデートされてはいますが、物理的なCPUコアの設計は第13世代Coreと同じであるため、パフォーマンスについてもコア数やクロック数に応じたものとなっています。

 前世代から変わり映えしない14世代Coreではありますが、その中でも注目の製品は前世代からEコア数が増加したCore i7-14700K/KFでしょう。Eコアが8基から12基に増加したことでマルチスレッド性能が向上したことに加え、L3キャッシュの総容量も30MBから33MBに増加しています。

 上位のCore i9-14900K/KFが10万円を超えるなか、Core i7-14700K/KFは7万円台で購入できますので、コストパフォーマンスの面でも注目の新製品であると言えるでしょう。

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