OCメモリ通信

DDR2メモリ動向

96060571.jpg久々の更新となってしまいました。昨年暮れから今年のOCメモリの動向にふれてみたいと思います。
まず価格的なことを言えば、1月末から下落傾向にあります。特に低価格帯のものの価格が下がっています。DDR2-800の1GBが1万円強~1万5千円という価格帯になってきたので以前より買いやすくなってきました。当店でもG.Skill PC2-6400NQTeam Elite DDR2-800あたりが低価格帯で注目の商品です。


といってもこの傾向が続くかは微妙です。2月17日から2月末頃まで台湾の旧正月休みに入り出荷が止まるため、その影響が出て品薄となる可能性があるからです。2月はメモリの買い時かもしれません。

Micronチップを使ったハイエンドのものも若干安くなりましたが、大きくは変わっていません。相変わらずMicronチップの入手性は悪いようです。TeamからはMicronのD9GKXチップを使ったメモリがリリースされました。今までほとんどのハイエンドOCメモリはDDR2-667ネイティブのD9GMHが使われていました。DDR2-800ネイティブのD9GKXが使われるのはかなりレアといえます。

またここのところOCメモリのバリエーションが増えてきました。

(1)DDR2-1200前後のモノ Micronチップ(すごく選別)
(2)DDR2-1000 CL4で使えるモノ Micronチップ
(3)DDR2-1000以上 CL5で使えるモノ
(4)DDR2-900以上 CL5で使えるモノ PSCチップ
(5)DDR2-800 定格電圧で使える低価格のモノ
(6)EPPに対応したDDR2-800以上のモノ
(7)メモリ冷却を強化したモノ

昨年暮れあたりまでは(2)(4)のメモリはよく見られたのですが、ここにきて(1)の数が増え、(3)のレベルのものがぼちぼち登場しています。Micronチップでないため4万円以下の価格帯が魅力です。(6)は各社それほど乗り気じゃないにしても、EPPを搭載してきました。(7)はCORSAIR、OCZ、Teamがそれぞれにクーリングソリューションを提供しています。

(1)~(5)のクロックの違いで価格が分かれています。順に(1)高い→(5)安いとなります。高価な製品は使える幅が広いため、いろいろな状況で使用できますが、価格が低くなるにつれて、使えるクロックやレイテンシーが限定されてくると考えるといいかと思います。レイテンシーにこだわらずDDR2-800で使用したければ(5)、DDR2-1000以上でCL4で使いたければ(2)というチョイスになります。それぞれがどの商品にあたるのかということですが、スペックや各メディアのレビュー、このBlogからもリンクしている各オーバークロッカーの方の検証などを見ていただければと思います。

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