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4.4GHz動作のIvy Bridge-Eのパフォーマンスをご紹介

 先日発売いたしましたIvy Bridge-E搭載オーバークロックBTOパソコンでは、標準構成でIntel Core i7-4930Kを4.4GHzにチューニングして搭載しております。本日は、定格動作のi7-4930Kと、4.4GHzで動作するi7-4930Kのパフォーマンスを比較してみました。

■CINEBENCH R11.5
 3Dレンダリングソフトをベースにしたベンチマークソフト「CINEBENCH R11.5」のスコア比較です。i7-4930Kの定格時と4.4GHz時の他、参考データとして4.4GHzにチューニングしたIntel Core i7-4770K(4コア8スレッド/Haswell)のスコアも測定しました。

4GHz i7-4770K
Intel Core i7-4770K 4.4GHz OC 【CPUスコア:9.57】

i7-3930K 定格
Intel Core i7-4930K 定格 【CPUスコア:10.67】

4GHz i7-4930K
Intel Core i7-4930K 4.4GHz OC 【CPUスコア:13.16】

 6コア12スレッドCPUであるi7-4930Kは、CINEBENCH R11.5のようにマルチコアCPUへの最適化が図られたPCでは大変優れたパフォーマンスを発揮する製品です。実際、定格動作でありながら、マルチスレッド処理時のCPUスコアは、参考データとして用意した4.4GHz動作のi7-4770Kを上回っています。

 定格動作でも十二分に優秀なパフォーマンスと言えるi7-4930Kですが、4.4GHzチューニング時には13.16と、定格動作時のスコアを約23%上回っています。マルチスレッドへの対応が進んだアプリケーションであれば、レンダリング処理やエンコード処理をより短時間で終えることが可能となります。

 マルチスレッド処理で強力なパフォーマンスを発揮するi7-4930K。そのパフォーマンスをさらに加速させる4.4GHzチューニングを施したBTOパソコンは、動画のエンコード処理や3Dレンダリングなどの作業をされる方にオススメのハイパフォーマンスPCです。

 当店のBTOパソコンは、パーツ構成のカスタマイズに対応しておりますので、Ivy Bridge-Eの高いCPU性能と、PCI Express x16スロットを2スロットフルレーンで動作可能な拡張性を活かして、ウルトラハイエンドなゲーミングマシンの製作も可能です。ぜひご検討ください。

 ●Ivy Bridge-E 4.4GHzチューニングモデル商品ページ
 ・OCW-EXTREME for 2011 XA-E (4.4GHz OC/ATXモデル)
 ・OCW-EXTREME for 2011 XM-E (4.4GHz OC/マイクロATXモデル)

■シングルスレッド重視ならHaswellもオススメ
 一方、シングルスレッド処理においては、今回参考データとしてご紹介した、4.4GHzチューニング済みi7-4770Kが、強力なパフォーマンスを誇っています。

 i7-4770KベースのPCでは、マルチスレッド処理時のピーク性能や、複数のGPUを搭載する際のPCI Expressレーン数などで、Ivy Bridge-E環境に劣りますが、Ivy Bridge-Eを上回る「1コアあたりの性能」は、ゲーミングのようなマルチコアの恩恵が少ない場面では、高いパフォーマンスを発揮します。ミドル~ハイエンドクラスのゲーミングPCをお求めの方には、4.4GHz Haswellモデルもオススメです。

 ・BTOパソコン - Intel LGA1150(Haswell)モデル一覧

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