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【OCWORKS TIPS】 メモリの8枚挿しは、4枚挿しよりメモリ耐性にシビア

 OCWORKS TIPSでは、当店の検証やBTOパソコン製作で得られた事例から、各種パーツの傾向や注意点などを紹介して参ります。

●メモリ8枚挿しでの動作は、2~4枚挿しでの動作よりも高い耐性が必要
 メモリスロットがある分だけメモリを挿したくなってくるIntel X79搭載マザーボードですが、8枚のメモリを搭載して安定した動作を実現するのは、なかなか大変なものがあります。例えば、4枚挿しでDDR3-1866での動作が可能なメモリモジュールを2セット揃えても、8枚挿しでは安定して動作しないということがよくあります。

 当店での事例としては、Intel Z87チップセット向けの8GB×2枚組のDDR3-2400メモリを4セット用意して、8枚挿しでのDDR3-2400動作を試みたものの安定せず、動作クロックをDDR3-2133に落とすことで動作を安定させることができました。

 8GB×2枚組のDDR3-2133メモリを同じようにテストした際も、DDR3-2133では安定せず、DDR3-1866に落とすことで動作が安定しました。このことから、同じメモリクロックであっても、8枚挿しでの動作には2枚での動作よりも高いメモリ耐性が求められるようです。

 当店で取り扱っているG.SKILL製のメモリに、4枚セット×2個よりも高い価格で8枚セットのメモリが用意されているのは、「8枚挿しでの動作に耐えられるメモリモジュール」であることを、メーカーがチェックした上で出荷しているからという理由もあります。

 Intel X79 チップセット搭載マザーボードに搭載するメモリを選ばれる場合、総容量32GBで良いなら4GB×8枚では無く8GB×4枚を。8GBメモリ×8枚挿しでの安定した動作を望まれるなら、メモリメーカーが8枚挿しでの動作を保証している8枚キットをお選びいただくことを強くお勧めします。

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