以前、個人所有のASUSのノートPC、UX32VDのメモリ増設の記事を書きましたが、今回、HDDの交換をしたので、ちょっと掲載しておきます。自作PCとはあまり関係ありませんが。。。
購入してほぼ2年ですが、ここのところやたら動作が遅くなったりして、「KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR」が起こり強制再起動という症状が出ていました。時には、いきなり落ちたりしていたので、ハードウェア的な問題の可能性が高いと思っていました。
いろいろ調べたところどうやらHDDが物理的に破損しているようで、Windowsのシステムイベントのログを確認したら、HDDエラーが頻繁に起きていました。dskchkでは直らなかったので、まあ、もう2年使っているからHDDがへたってもしょうがないと思い、交換となりました。HDDの場合は突然死ではなく、なにかしら兆候があったりするので、それを見つけたら大事に至る前に対処できたりします。
CrystalDiskInfoで調べたところHDDはHGSTのZ5K500(7mm厚)が使われていることがわかりました。同じHGSTの0S03620(Z7K500のパッケージ版)を購入。スペック的には容量が同じで、回転数が違う製品です。5,400rpmから7,200rpmにアップなのですが、ノートPC環境では温度的に厳しい可能性もあります。ですが、今回は実験的にこちらを選んでみました。スペックアップにもなりますし。
さて、以前に記事で紹介したとおり、T-5ドライバーを使って、裏のカバーを外します。HDDを留めているネジは全部で4か所なのですが、2つはバッテリーの下に隠れています。なのでバッテリーを留めているネジもすべて外す必要があります。
ここで注意すべきはバッテリーは3か所コネクターでつながっていて、そのうち2か所がかなり細い線となっている点です。ネジを外した後、動かすときには十分注意しましょう。今回はHDDのネジが外れればよかったので、バッテリーはちょっとズラすだけにしました。
↑バッテリーを少しズラしてHDDのネジが外せるようにしたところ。上部左右の2か所の細いラインに注意!
旧HDDを外し、アタッチメントも外します。今回はMARSHALのクローンHDDスタンドを使って旧HDDをそのままコピーしました。あとは新HDDにアタッチメントを付けて、ノートPC内に戻すだけです。
旧HDDには基板が見える部分がシールドで覆われていました。これはヒートシンクの役割をしていると思われます。今回はシールドを剥がしての移設は割愛しました。温度を見ながら、ヤバそうなら付けようかと思います。
そのままコピーしたので、起動も問題なく、旧HDD環境がそのまま使えています。
温度も旧HDDの5,400rpmと比べて、高くなっている状況ではないし、動作も快適になりました。ですが、今は良くても、夏場がちょっと心配です。実際、旧HDDでも夏場はかなり熱くなって熱暴走っぽい症状もあったので、ファン付きのノートスタンドとかも有効かもしれません。まあ次に壊れたらノートを新調したいと思います。