今回は、当店で販売を開始したBroadwell-E搭載オーバークロックBTOパソコンの特徴と、その「使いどころ」をご紹介します。
■ 高いマルチスレッドが長い処理時間を短縮
Broadwell-Eを搭載した当店のオーバークロックPCの特徴は、なんといってもCPUのマルチスレッド性能の高さです。
6~10基のコアを持つBroadwell-Eが持つ高いマルチスレッド性能を、各コアの動作クロックを高めることでさらに向上させたオーバークロックBTOは、CPUパワーが要求される用途で高いパフォーマンスを発揮します。
GPUを計算に活用するアプリケーションが増えてきた現在でも、動画の書き出しやエンコード、CGのレンダリング処理など、最後の仕上げは膨大なCPUパワーが要求される場面です。高品質な出力を得ようとすれば、出力処理には長時間を必要とします。
このようなCPUパワーが求められる処理を行うアプリケーションでは、複数のCPUコアを活用できるよう処理の並列化が進んでおり、マルチスレッド性能の高いCPUを活用することで、処理時間を短縮することが可能です。
■より安価に高いマルチスレッド性能を実現
CPUのマルチスレッド性能を追求する場合、よりコア数の多いCPUや複数のCPUを搭載できるプラットフォームを導入するなどの手段が一般的ですが、一般消費者向けのBroadwell-E以上の環境はワークステーション向けなどのエンタープライズ向け環境となり、導入コストが高いのが難点です。
当店のBroadwell-E搭載オーバークロックBTOパソコンは、一般消費者向けのプラットフォームをベースにオーバークロックを行うことで通常よりも性能を高めているため、Intel Xeon プロセッサーを採用するワークステーション向けプラットフォームより、安価にマルチスレッド性能に優れたPCを入手することができます。
カスタマイズによりプロフェッショナル向けGPUであるNVIDIA Quadro シリーズの搭載も可能ですので、Broadwell-E搭載のオーバークロックBTOパソコンは、個人で本格的に動画編集やCG制作に取り組まれるお客様に特におすすめのモデルとなっております。処理時間の短縮を希望されるのであれば、ぜひご検討ください。
Intel Core i7-6950X Extreme Edition搭載モデル
OCW-EXTREME for 2011V3 XA6950-E (4.0GHz/10コア20スレッド)