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【BTO】お勧めカスタマイズパーツ ~ Crucial MX300 SSD

 当店のBTOパソコンでは、ストレージデバイスにHDDやM.2タイプのSSDなど、さまざまな製品をお選びいただけます。そんなストレージデバイスの中から、特におすすめの製品の一つ、Crucial MX300 シリーズをご紹介致します。

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●3D NANDフラッシュメモリ採用により優れた耐久性を実現
 Crucial MX300 シリーズは、Micronの製品ブランドであるCrucialがリリースしているSSD製品です。インターフェースにはSATA 6Gbpsを採用しており、リードとライト性能はそれぞれ500MB/sec前後、当店のBTOパソコンでは2.5インチタイプの製品をカスタマイズパーツとしてお選びいただけます。

 Crucial MX300 シリーズの大きな特徴として、Micronが製造した3D NAND フラッシュメモリを採用している点です。メモリタイプはTLCですが、3D NAND フラッシュメモリとなったことで高い書き換え耐久性を獲得しており、Crucial MX300 シリーズのTBW(総書き換え容量)は、275GBモデルで80TB、最大容量の2TBモデルでは400TBに達しています。これは、一般的なMLCタイプのSSDよりも優れた値です。

 3D NAND フラッシュメモリとは、平面上にメモリセルを配置していた従来のフラッシュメモリとは異なり、半導体構造を積層することによってメモリセルを立体構造として配置する技術です。Crucial MX300登場当初は、384GbitのTLCフラッシュメモリが採用されていますが、これはメモリセル層を32層を積層して実現したものです。

 これまで、半導体のプロセスルールを微細化し、メモリセルをより小さく作ることで、1つのフラッシュメモリで実現できる容量を増やしてきましたが、メモリセルが小さくなると書き換え耐久性が低下するというデメリットがありました。

 3D NANDフラッシュメモリでは、プロセスルールを微細化するという方向から逆行し、数世代前に相当するプロセスルールを用いる代わりにメモリセルを積層化するという手法で、メモリセルを大きいまま数を増やすことに成功しています。結果として、従来型よりも書き換え耐久性に優れているという訳です。

●容量単価が安く、汎用性の高いSSD
 3D NAND フラッシュメモリの製造には高い製造技術が要求されますが、耐久性を維持しながら大容量化を実現したことで、Crucial MX300 シリーズの容量単価は比較的安価なものとなっており、容量ラインナップも275GB~2.0TBまで用意されています。

 Crucial MX300の優れた耐久性は、システム用SSDとしての利用はもちろん、大容量化するPCゲームのインストール先や、動画編集用の素材などを置いておく作業用ストレージとして好適なものです。パフォーマンスはNVMe対応のM.2 SSDには及びませんが、容量単価の安さを生かして様々な用途に利用できる汎用性の高さも魅力的であると言えるでしょう。

 当店のBTOパソコンをご検討の際はもちろん、ご自身で自作PCを構築される際にも、ストレージデバイスとしてCrucial MX300シリーズを選択肢に加えてみることをお勧めします。

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