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間もなく登場予定のAMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」

 AMDから登場予定のRyzen Threadripperの情報が公開されました。現在、詳細なスペックが公開されているのは、Ryzen Threadripper 1950Xと1920Xの2モデルです。

 上位モデルである1950Xは16コアのCPUを備え、SMTによって32スレッドの同時処理を可能とした16コア32スレッドCPUで、下位モデルの1920Xは12コア24スレッドCPUです。

Ryzen TR

 Ryzen Threadripperは、AMDのハイエンドプラットフォーム向けCPUとして、4,094ピンのLGA型CPUソケット「Socket sTR4」を採用しており、現在までに登場しているSocket AM4向けRyzenとは互換性はありません。

 Ryzen Threadripperでは、メモリコントローラがDDR4-2666のクアッドチャネル動作に対応した他、PCI Express 3.0コントローラは64レーンをサポートしており、IntelのLGA2066に勝るとも劣らない強力なスペックを実現しています。

 非常に高いマルチスレッド性能が期待できるRyzen Threadripperですが、TDPが180Wと高いことと、Socket AM4とは全く異なるCPUクーラーの固定方法を採用しているため、対応リテンションキットが用意されるまで既存のCPUクーラーが利用できない点は注意が必要です。

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