本日は、第2世代のAMD Ryzen向けのCPUクーラー選びのポイントをご紹介します。
第2世代Ryzenとして登場した4モデルは、初代Ryzenと異なり全てのモデルに純正CPUクーラーが付属しています。このため、別途CPUクーラーを用意しなくてもとりあえず動作させることは可能です。
第2世代RyzenはCPUソケットに既存のSocket AM4を採用しているので、Socket AM4対応とされているCPUクーラーであれば取り付けることができます。
ただし、最上位モデルのRyzen 7 2700XはTDPが「105W」とされており、これは初代Ryzenの最大値であった「95W」より高いため、95Wにギリギリ対応できるレベルの小型CPUクーラーは冷却能力が不足する可能性があるので注意が必要です。
Ryzen 7 2700X向けのCPUクーラーを別途購入する場合は、同CPUへの対応を謳う製品か、マルチソケット対応製品であればTDP 140W級のLGA2066をサポートしている製品を選ぶことで、少なくとも冷却性能が不足するという事態は避けられるでしょう。