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Socket TR4向けCPUクーラーについて

 第2世代Ryzen Threadripperで注目を集めるSocket TR4プラットフォームは、高いTDPと巨大なCPUパッケージに対応しなければならないため、Socket TR4対応CPUクーラーは他のプラットフォームより少ないのが現状です。

 現在、Ryzen Threadripperの冷却に使用できるCPUクーラーの一覧がAMDのウェブサイトで公開されています。

 AMD Ryzen Threadripperプロセッサー向けの温度調節ソリューション

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 Socket TR4に対応しているCPUクーラーには、大きく分けて二種類が存在しており、ひとつはCPU付属のリテンションキットによってSocket TR4に取り付け可能なAsetek製オールインワン水冷クーラー。もうひとつがSocket TR4向けに最適化して設計されたCPUクーラーです。

 Asetekとは、多数のメーカーにオールインワン水冷クーラーを提供しているOEMメーカーで、Corsair H100i V2やNZXT KrakenシリーズなどがAsetek製のオールインワン水冷クーラーです。これらの製品は円形のベースユニットを採用し、他のプラットフォームでも利用できる汎用性を備えています。

 一方、Socket TR4向けに設計されたCPUクーラーの多くは、Ryzen Threadripperの巨大なヒートスプレッダを広くカバーできるように設計しており、より効率的にCPUから熱を奪うことができます。

 基本的には、より効率的に放熱が行えるSocket TR4専用設計のCPUクーラーがおすすめです。ただし、Socket TR4専用設計でもTDP 250Wには対応できない製品もあるので、Ryzen Threadripper WXシリーズをお使いになられる場合は、AMDのサイトでTDP 250Wに利用できるのか、あらかじめ確認されることをお勧めいたします。

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