Intelから新たなデスクトップ向けCPUである第9世代Coreプロセッサが発売となりました。現時点でスペックが確定している3モデルについてご紹介します。
●8コアCPUが投入される第9世代Coreプロセッサ
第9世代Coreプロセッサは、第8世代Coreプロセッサと同じくCoffee Lakeアーキテクチャを採用したCPUです。現在までに「Core i5-9600K」、「Core i7-9700K」、「Core i9-9900K」の3モデルが発表されており、いずれもIntel 300 シリーズ・チップセットを搭載したLGA1151マザーボードで利用できます。
最大の特徴は、Core i7以上に8コアCPUが投入された点で、Core i7-9700Kは8コア8スレッド、Core i9-9900Kは8コア16スレッドCPUとなっています。
最上位のCore i9-9900KはIntelのデスクトップ向けCPUとして最大のCPUコア数を備えるだけでなく、ピーク時最大5GHzに達する高クロック動作も特徴としており、IntelはCore i9-9900Kを世界最高のゲーミングプロセッサであるとしています。
●3モデルはいずれもOCに対応。sTIM採用でオーバークロック時の熱処理も有利
発表済みの3モデルはいずれもオーバークロック対応の「Kモデル」であり、Z系のチップセットと組み合わせることで、CPU倍率を変更するオーバークロックに対応しています。
また、第3世代のIvy Bridge以降、グリスが採用されていたCPUダイとヒートスプレッダ間のTIMがはんだ仕様(sTIM)に変更されているので、オーバークロック時にCPUをより効果的に冷却できるようになりました。
最上位のCore i9-9900Kがオーバークロック無しでも魅力的なCPUである一方、下位のCore i7-9700KやCore i5-9600Kはオーバークロックで動作クロックを伸ばすことをできれば、非常に高いゲーミング性能が期待できる魅力的なCPUであると言えるでしょう。