第9世代Coreプロセッサーに合わせて登場したIntel Z390 チップセットでのCPUクーラー選びのポイントをご紹介いたします。
Intel Z370では既存のLGA115x対応CPUクーラーが利用可能
Intel Z390 チップセットは、Coffee Lake向けLGA1151に対応した新チップセットです。
第9世代Coreプロセッサーは別途CPUクーラーの購入が必須
Intel Z390 チップセットと合わせて発表された第9世代Coreプロセッサーには純正CPUクーラーが付属していないため、別途CPUクーラーを用意する必要があります。
発表済みの第9世代CoreプロセッサーはいずれもTDP 95WのCPUなのですが、現在のIntelはTDPを消費電力の指標として扱っており、CPUクーラー向けの指標として「サーマル・ソリューション仕様」として公開しています。これによると第9世代Coreプロセッサーは「PCG 2015D(130W)」に準拠しています。
これは第8世代CoreプロセッサーのCore i7-8700Kなどと同等の仕様で、格段に冷却が困難という訳ではありませんが、単に「TDP 95W対応」と記載しているCPUクーラーでは冷却面で不足が出る場合があります。
購入するCPUクーラーに確実な冷却性能を期待するのであれば、より高発熱なCPUが存在するLGA2066にも対応したマルチソケット対応CPUクーラーを選ぶのが確実です。